産土 2021穂増(熊本)
以前飲んだ「エフェルヴェセント」が美味しかったので、こちらを購入しました。今回は穂増(ほませ・ほまし)を使った「産土(うぶすな)」を飲んでみたいと思います。
産土を造っているのは花の香酒造さん。2021年にリリースされた新しい銘柄である「産土」ですが、現在は山田錦と今回飲む「穂増」を仕込み米に使われているものがあります。穂増は江戸時代に熊本を中心に栽培されていたいわゆる古代米で、当時は「天下第一の米」と称されていたそうです。それが近年奇跡的に復活栽培され、一般の流通にのせられるほどの収穫量が確保できるようになりました。熊本と縁が深いこの米を使って造られたのが今回飲むお酒です。
それではさっそく一杯頂きます。
香りは爽やか。以前飲んだエフェルヴェセントはかなり酸が前に出ている印象でしたが、今回の穂増はバランスがよく、飲みやすい味となっています。しかしながらやはり酸味がしっかりと味の輪郭を作っています。前回が洋食に合うお酒なら、今回はやはり和食でしょうか。
古代米から醸された新しい銘柄、肥後熊本の自然と新たな歴史を感じるお酒です。
産土 2021 穂増
| 原料米 | 穂増 |
| 原材料 | 米(熊本県菊池川流域産) 米麹(熊本県菊池川流域産米) |
| アルコール分 | 13度 |
