ROMAN 50 EDITION OASHIと菅野まりさんのぐいのみ(福島)

今日は私が好きな「ロ万」シリーズの一本を菅野まりさんのぐいのみで飲んでみたいと思います。

このブログで何度かご紹介している花泉酒造さんの「ロ万」シリーズ。蔵がある福島県南会津町で収穫された酒米から作られるお酒ですが、「ROMAN 50 EDITION OASHI(以下ROMANと表す)」は隣町である昭和村大芦(おおあし)地区産の米が使われています。

昭和村大芦地区(2023年4月撮影)
山に囲まれた平地に水田が広がる

ROMAN50は輸出用に醸造されている日本酒で、現在ヨーロッパに出荷されています。私がこのロ万の存在を知ったのも、海外の一流レストランの元ソムリエがこのお酒を気に入っているという新聞記事を読んだのがきっかけでした。国内では昭和村のいくつかの店舗・施設で購入することができます。今回は村の道の駅「からむし織の里しょうわ」で生原酒を購入しました。

そんなROMAN50を注ぐのが、菅野まりさんのぐいのみです。

菅野さんは東京のお生まれ。佐賀県有田で陶芸を学ばれた後、神奈川県横須賀市で活動を開始されました。その後1997年に昭和村にも窯を築かれ、横須賀と二つの拠点で活動されています。今回は糖衣のような白い釉薬と、温かみのある赤い肌の表情が美しい志野焼のぐいのみを購入しました。

それではさっそく一杯頂きます。

メロン様の香り。口に含むとロ万シリーズらしい円やかな甘みがありますが、喉を通すとわずかにピリッとした辛味があり、後味のキレを演出しています。総じて通常のロ万よりスッキリした印象でしょうか。和食はもちろんのこと、軽めの洋食にも合う味わいだと思います。

南会津の風土を世界に届けるお酒と器です。

ROMAN 50 EDITION OASHI

原材料名米(昭和村産) 米麹(昭和村産米)
精米歩合50%
アルコール分15度

ネットショップ大芦の里

福島県南会津郡昭和村大芦地区

花泉酒造株式会社HP


三笑窯 陶工房HP