ぷくぷく醸造の純米酒(福島)

今日は8月24日に新発売となった「ぷくぷく醸造」さんの純米酒を飲んでみたいと思います。

ぷくぷく醸造は、立川哲之さんが福島県南相馬市を拠点として2022年に立ち上げた酒蔵です。とはいっても自前の醸造設備はなく、他の蔵を間借りしてお酒を造る「ファントムブルワリー」という方法を採っています。この方法は、クラフトビールの世界で使われてきたもの。立川さんは各地の酒蔵を巡りながら、福島県の沿岸部、浜通りの米を使いお酒を造っていくそうです。今回発売された純米酒は、南相馬市といわき市産のコシヒカリを、福島県浪江町の鈴木酒造店さんに持ち込み醸造されました。

立川さんが目指すのは、この方法で福島県浜通りの田畑を増やすこと。東日本大震災や、その後の原発事故で影響を受けたこの地域の復興支援の一環です。数年後には自分の蔵を南相馬市に持つことを目標としています。

それではさっそく一杯頂きます。

パイナップルのような爽やかな香り。梨のような瑞々しい甘味と酸味があり、後味はスッと切れていきます。食事の邪魔をしないので、魚や野菜などさっぱりした料理と合わせるとよいのではないでしょうか。

新しい酒蔵が醸すフレッシュな味わいのお酒です。

ぷくぷく醸造の純米酒

原材料名米(福島県産) 米麹(福島県産米)
原料米コシヒカリ100%使用
精米歩合90%
アルコール分13度(原酒)

てっちゃん/ぷくぷく醸造twitter