秋鹿と大阪錫器のぐいのみ(大阪)

今回は大阪の「秋鹿(あきしか)」を大阪錫器のぐいので飲んでみたいと思います。

秋鹿を造っているのは秋鹿酒造さん。大阪府の北部、能勢町にある酒蔵で創業は1886年。蔵元自ら山田錦の栽培を行い、全量純米仕込みを行う酒蔵です。

そんな秋鹿を注ぐ器は大阪錫器の錫のぐいのみ。大阪は金属加工のイメージがあり、お酒にぴったりの錫の器ということで購入しました。

ろくろで削り出された表面はとても滑らかで、美しい光沢を放っています。表面の模様は酸で浸食させることによって描きだされたもの。大阪の錫製品は伝統工芸品にも指定されていますが、その歴史とモダンさを両方感じる意匠です。

それではさっそく一杯頂きます。

青りんごのような爽やかな香り。米の旨味が強く、その上に甘味と酸味が乗っている印象です。飲み込んだあとにも舌に残る旨味とわずかな苦み。生酒らしいフレッシュさもありながら、飲みごたえのあるお酒です。

昔から大都市として発展してきた大阪を感じる器と、それとは違った自然豊かな一面を感じるお酒でした。

秋鹿 純米吟醸 無濾過生原酒

原材料米(国産) 米麹(国産米)
原料米山田錦100%
精米歩合60%
アルコール分18度

大阪錫器株式会社HP

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