一と口(福島)

段々と暖かくなり、桜も気になる時期になってきました。今日は福島の「一と口(ひとくち)」を飲んでみたいと思います。

「一と口」を造っているのは佐藤酒造さん。福島県三春町にある酒蔵で、創業は昭和54年(1979年)。町内の住宅街にある酒蔵で、「三春駒」や「五万石」といった銘柄があります。

佐藤酒造さんがある三春町は、日本三大桜のひとつ「滝桜」がある町です。そんな「桜の町」である三春町には町内にも様々な桜の銘木があります。その中のひとつ、福聚寺(ふくじゅうじ)の桜の花びらから採った酵母で作ったのがこの「一と口」です。

福聚寺桜

それではさっそく一杯頂きます。今回の器は三春町在住の陶芸家、日下部正和さんのおちょこです。

原酒らしいアルコール感の強い飲み口。しかしその後にさくらんぼのような甘酸っぱさがあります。桜のような華やかさというより、春の芽吹きの力強さを感じるようなお酒です。

もうすぐ桜の時期。お酒で花を思ってみてはいかがでしょうか。

一と口 純米大吟醸原酒

原材料米(国産) 米こうじ(国産米)
精米歩合50%
アルコール分16度

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