東北泉(山形)

日本酒に使われる酒米には様々な品種があります。長らく「酒米の王様」と呼ばれてきたのが「山田錦」ですが、これを超える新たな酒造好適米を作るため、各県などで研究開発が行われています。その一つが山形県の「雪女神」です。大吟醸、純米大吟醸のために作られたこの米で醸された「東北泉(とうほくいずみ)」を今回は飲んでみたいと思います。

「東北泉」を造っているのは高橋酒造店さん。山形県の日本海側、秋田との県境である遊佐町にある酒蔵です。

それではさっそく一杯頂きます。

サラリとした酒質。酸や甘味も程よく、飲み飽きない淡麗な味です。香りも穏やかなので食中酒によいのではないでしょうか。名前に引っ張られすぎかも知れませんが、深々と雪が降る夜の静けさを思い起こさせるお酒です。

テロワールが注目される時代、「雪女神」の他にも様々な酒米のお酒を飲んでいってみたいと思います。

東北泉　純米大吟醸　雪女神

原料米	山形県産　雪女神100%
精米歩合	40%
使用酵母	山形酵母
アルコール分	16.5%
日本酒度	+1.0
酸度	1.8
アミノ酸度	0.5

合資会社高橋酒造店HP

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