住吉(山形)
前回山形正宗を飲みましたが、人に勧められてもう一本山形で買っていた日本酒がありました。「住吉(すみよし)」です。
山形といえば十四代、出羽桜など芳醇な日本酒のイメージが強いですが、住吉はそんな中にあってスッキリ系の日本酒です。住吉を造っているのは樽平酒造さん。山形県の中部、川西町にある酒蔵で、創業は1695年頃。日本の文化を大切にする、という理念から、全量純米仕込みを行う酒蔵です。住吉の他に、樽平や雪むかえといった銘柄があります。
開栓すると、生酛や山廃のような香りがします。山吹色なのは、活性炭で濾過をしていない酒本来の色だからだそうです。それではさっそく一杯頂きます。
甘味をほとんど感じないスッキリとした味。鼻に抜ける香りも生酛に近いです。アミノ酸などの複雑な旨味がありますが、後味の酸のおかげで飲みやすい後味です。お寿司などの和食と合うのではないでしょうか。
芳醇系だけではない、山形の日本酒の奥深さを感じるお酒です。
特別純米酒 極辛口銀住吉
原材料 | 米(国産) 米こうじ(国産米) |
原料米 | ササニシキ(山形県産契約栽培米) |
精米歩合 | 60% |
アルコール分 | 15度 |