ヤマノコトブキフリークス2と太田潤さんのガラスの器(福岡)
今回はネットで見て気になっていたヤマノコトブキフリークス2を購入しました。これを太田潤さんの手吹きガラスのおちょこで飲んでみたいと思います。
このお酒を造っているのは福岡県の山の壽酒造さん。福岡県久留米市にある酒蔵で、創業は1818年。現在は8代目の女性蔵元の下、「独創派」を掲げて酒造りをされています。
チャレンジングな酒を目指した「ヤマノコトブキフリークス」シリーズの第2弾です。白ワインにも含まれる、マスカットのような香り成分、4MMPを含む日本酒ということで、面白そうだなと思い選びました。
そんなお酒を注ぐのは、太田潤さんの手吹きガラスのおちょこです。
福岡県には、小石原焼という伝統的な焼き物があります。太田さんはその窯元の家に生まれましたが、陶芸の道には進まず、琉球ガラスの作家さんに師事され今は町内でガラス工房をされています。再生ガラスを材料にしているというその作品は素朴で温かみがあり、どことなく小石原焼に似ている気がします。
底の部分は厚くポテッとしていて親しみがわきます。中に入った気泡が懐かしい雰囲気です。
それではさっそく一杯いただきます。
口に含むと酸とほのかなガス感。鼻に抜ける香りは確かにマスカットのようで、味も軽めの白ワインに似ています。アルコール度数も13度と低めなので、アルコール感も少なく、スッと飲めてしまうお酒です。しかし最後に米の旨味がふわっとあり、このお酒が確かに日本酒なのだと感じさせてくれます。
日本酒好きの方には少し物足りないかも知れませんが、日本酒の概念が少し変わるお酒かも知れません。今まで苦手意識があったけどこれから日本酒を飲んでみたい方、日本酒を誰かに勧めたい方には、1つの入口としてこのお酒を飲んでみるのはアリなのではないかなと思います。
ヤマノコトブキフリークス2
スペック未公開