花泉酒造 創業百周年記念醸造酒(福島)
私が一番好きな銘柄、「ロ万(ろまん)」そして「花泉」の蔵元である花泉酒造さんが、創業百周年記念の日本酒を販売されたので購入しました。
花泉酒造さんは福島県の南西部、南会津町にある蔵元です。大正9年、1920年に創業し、今年で百周年を迎えました。地域の風土を活かした酒造りを理念とし、「花泉」そして「ロ万」のシリーズを醸しています。
そんな花泉酒造さんの創業百周年記念として醸造されたこのお酒は、米の産地にこだわり酒米は蔵周辺の旧南郷村界地区の五百万石、もち米は隣町である只見町産を使用しています。それを精米歩合35%まで磨いて仕込んだそうです。
パッケージデザインはデザインエンジニア吉本英樹さん。黒を基調とし、金をあしらった箱やボトルは特別感があります。
というわけで早速一杯。器は同じ会津地方で活動する会津本郷焼 草春窯 工房 爽さんに以前作って頂いたぐいのみです。
口に含むと感じるまろやかな甘み。そしてバナナやイチゴのような香りがあります。中盤では米のふくよかな旨味が立ち上がり、重層的な味わいです。飲みごたえがあるので、ゆっくりとこれだけで楽しみたいお酒かも知れません。
南会津は個人的にルーツがある思い入れのある土地。その風土と伝統を守り伝える花泉酒造さんの日本酒は今後とも飲み続けていきたいと思います。
原材料 | 米(会津産) 米こうじ(会津産米) |
精米歩合 | 35% |
アルコール分 | 15度 |