〆張鶴と手作りのぐいのみ(新潟)

前回作った手作りの錫ぐいのみで、同じ新潟のお酒を飲んでみます。ということで今日は「〆張鶴(しめはりつる) 雪」です。精米歩合55%の特別本醸造酒となっています。

〆張鶴を作っているのは宮尾酒造さん。新潟県北部にある村上市、海から少し内陸に入り、門前川の近くにある蔵元です。

そして〆張鶴を注ぐのが前回作ったこちらの錫のぐいのみです。

錫ぐいのみ横
錫ぐいのみ上

錫の酒器はお酒を注いで少し置いておくと味が変わるそうなので、最初に普通のぐいのみで味を確認します。

香りはおだやか。花冷えだとスッキリとした口当たりで、中盤は米の旨味、最後は醸造アルコールの感じを残しながら消えていきます。常温だと米の旨味や甘味が膨らみ、よりふくよかな味わいです。

それでは錫ぐいのみで5分ほど置いておいたものを飲んでみます。

口に入れた感触が違うというか、口当たりがまろやかになっています。さらに最後のアルコール感がマイルドになり、より膨らみを感じる味となりました。ここまで違ってくるというのは正直驚きです。

スッキリとした〆張鶴は食中酒として合うように感じました。温度や酒器によって味わいも変わりますので、飲み比べというのもいかがでしょうか。

〆張鶴 雪

原材料米(国産) 米こうじ(国産米) 醸造アルコール
精米歩合55%
アルコール分15度