庭のうぐいすとうぐいす徳利(福岡)

春本番。今日は「庭のうぐいす」をうぐいす徳利で飲んでみたいと思います。

庭のうぐいすを造っているのは山口酒造場さん。福岡県久留米市にある酒蔵で、創業は1832(天保3)年。北野天満宮の近くにあり、そこから飛んできた鶯が蔵の中庭で羽根を休めていたことから、「天神様に恥じない酒造りを」ということでこの名前になっているそうです。

そんな庭のうぐいすを注ぐのがその名も「うぐいす徳利」です。

うぐいす徳利は明治から昭和にかけて流行した酒器。内部に笛のような部品があり、お酒を注ぐと水位の変化で空気が出入りすることで音が鳴ります。今回は骨董品屋さんで見つけて購入しました。

それではさっそく一杯頂きます。


香りは爽やか。甘味の後に米の旨味があり、ボディがしっかりとした印象です。喉を通すとわずかに苦み、渋みがあり、春の山菜を思い起こさせます。天ぷらなど油を使った料理と合わせるとよいのではないでしょうか。

三寒四温の頃、春への期待を感じるようなお酒です。

庭のうぐいす 純米吟醸

アルコール分15度
原材料名米(国産) 米麹(国産米)
精米歩合50%


株式会社山口酒造場HP

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