御前酒と備前焼のぐいのみ(岡山)

今日は「御前酒(ごぜんしゅ)」を備前焼のぐいのみで飲んでみたいと思います。

御前酒を造っているのは辻本店さん。岡山県真庭市にある酒蔵で、創業は1804(文化元)年。岡山といえば酒米の「雄町」を生んだ土地であり、辻本店さんでは2022年から全量をこの雄町で仕込んでいます。また、仕込み水に乳酸菌を増殖させ酛を仕込む「菩提酛」と呼ばれる手法でお酒を造る、数少ない蔵でもあります。今回は純米大吟醸「馨(けい)」を購入しました。

そんなお酒を注ぐのは、備前焼のぐいのみです。

備前焼は「日本六古窯」の中でも最も古い焼き物。釉薬を使わず、高温で焼き上げるのが特徴で、土の素朴な感触を楽しむことができます。今回使うぐいのみは、数年前に陶器市で見つけたもの。表情豊かな肌の風合いに惹かれて購入しました。


それではさっそく一杯頂きます。

爽やかな香り。口に含むと舌触りがまろやかで、メロンのような滑らかな甘みを感じます。しっかりした飲みごたえは雄町を使用していることによるものでしょうか。食前酒としても、食中酒としても活躍してくれると思います。

岡山の深い歴史を感じるお酒と器です。

御前酒 純米大吟醸 馨

使用米岡山県産雄町米100%使用
原材料名米(岡山県産) 米こうじ(岡山県産米)
精米歩合50%
アルコール分16度


御前酒蔵元 辻本店HP


備前焼陶友会HP

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