脱兎(京都)

今日は「脱兎(だっと)」を飲んでみたいと思います。

脱兎を造っているのは羽田酒造さん。京都府京都市にある酒蔵で、創業は1893(明治26)年。「初日の出」「羽田」の銘柄があります。「脱兎」は販売店限定の新しい銘柄で、この特徴的な名前は孫子の兵法の中に出てくる言葉「始めは処女の如く後は脱兎の如し」(始めは慎み深く後は脱兎のように素早く攻める、の意)から取られています。真面目に一歩一歩酒造りを行い、時節を見て必要とあらば素早く動く、というこのお酒を造る際のスタンスが銘柄名に込められています。今回は搾りたての無濾過生原酒を購入しました。

それではさっそく一杯頂きます。

香りは甘く爽やか。甘味が強くないスッキリした味わいですが、原酒ということでボリューム感もあります。喉を通すと酸味、そして最後にピリッとした辛味が感じられます。キレもよいので、しっかり目の味の料理にも合うのではないでしょうか。

兎のような生き生きとした印象のお酒です。

脱兎 搾りたて 無濾過生原酒

原材料名米(国産) 米こうじ(国産米)
精米歩合60%
アルコール分17.5%

羽田酒造有限会社HP

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