十水(山形)

今日は「十水(とみず)」を飲んでみたいと思います。

十水を造っているのは加藤嘉八郎酒造さん。山形県鶴岡市にある酒蔵で、創業は1872(明治5)年。代表銘柄に「大山」があります。

名前の「十水」は「十水仕込み」に由来します。現在では米10石に対して水12石で仕込むのが主流ですが、江戸時代は水を米と同量の10石で仕込んでいたそう。これが「十水仕込み」で、淡麗辛口の商品が主流の加藤嘉八郎商店さんが、洋食や揚げ物にも合うお酒を造ろうとこの配合を採用し、できたのが「十水」です。

というわけでさっそく一杯頂きます。

香りは穏やか。スッキリとした甘味と酸味があり、また米の旨味も感じます。唐揚げや焼き鳥と合わせてみましたが、ボディがしっかりしているので味わいも負けることなく楽しめました。他にも味つけの濃い目な煮物などいろいろな食事と合わせられそうです。

食欲の秋に楽しめそうなお酒です。

十水

原材料名米(国産) 米麹(国産米)
精米歩合60%
アルコール分15度

加藤嘉八郎酒造株式会社HP

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