天賦と薩摩焼のぐいのみ(鹿児島)
今日は「天賦(てんぶ)」を薩摩焼のぐいのみで飲んでみたいと思います。
天賦を造っているのは西酒造さん。鹿児島県日置市にある酒蔵で、創業は1845(弘化2)年。日本酒の他に、芋焼酎の「宝山」、ワインやウィスキーなどを造っていらっしゃいます。今回は天賦の純米吟醸を購入しました。
そんなお酒を注ぐのは、薩摩焼のぐいのみです。
薩摩焼は鹿児島県で焼かれている陶磁器で、その起源は豊臣秀吉の文禄・慶長の役の際に同行、来日した朝鮮の陶工に遡ります。白い生地に豪華な絵付けが施され、「白もん」と呼ばれる白薩摩と、大衆の日用雑貨として焼かれた「黒もん」、黒薩摩に大きく分かれます。今回は磯御庭窯さんの白薩摩のぐいのみを購入しました。
それではさっそく一杯頂きます。
ハチミツやチョコレートを思わせる甘い香り。甘味と酸味がバランスよく円やかに感じられ、なめらかな飲み口です。ハッキリした味ですが後味はわずかな辛味を残しながらスッと消えていきます。肉料理など、味が濃い料理でも合うのではないでしょうか。
華やかな印象のお酒と器です。
天賦 純米吟醸
原材料名 | 米(国産) 米麹(国産米) |
原料米 | 国産米100%使用 |
精米歩合 | 50% |
アルコール分 | 15度 |