三芳菊と大谷焼の器(徳島)
今日はラベルも目を引く「三芳菊(みよしきく)」を大谷焼の器で飲んでみたいと思います。
三芳菊を造っているのは三芳菊酒造さん。徳島県三好市にある酒蔵で、創業は1903(明治36)年。石高が700石と比較的小さな蔵ですが、小さい蔵ならではのフットワークで様々な種類の日本酒を造っていらっしゃいます。
ラベルに描かれた”TAKE A WALK ON THE WILD SIDE”はアメリカのミュージシャン、ルー・リードの「Walk on the wild side(ワイルド・サイドを歩け)」から取られており、この言葉は三芳菊さんの日本酒に対するヴィジョンになっています。好きな道を行くなら、危険があってもその歩みは楽しい、という意味の込められたこの言葉通り、今までの日本酒とは一線を画すような味わいとラベルは独自の世界観を感じさせます。
そんな三芳菊を注ぐのは、大谷焼の器です。
大谷焼は徳島県鳴門市で造られる陶器。鉄分が多い土で焼かれ、素朴な風合いが特徴です。今回はころんとした丸みが可愛らしい大ぶりな器を購入しました。
それではさっそく一杯頂きます。
リンゴのようなさわやかな香り。口に含むと南国のフルーツのような甘味と酸味があり、わずかな苦みが味の底に感じられます。アルコール感も薄く飲みやすいので、初めて日本酒を飲む方にもよいと思います。
新しさと素朴さのバランスがよいお酒と器です。
三芳菊 WILD-SIDE 袋吊り雫酒
原材料名 | 米(国産) 米麹(国産米) |
播州山田錦等外米全量使用 | |
アルコール分 | 16% |