川鶴 讃岐くらうでぃと杉山利恵さんのおちょこ(香川)
今日は「川鶴(かわつる)」の”讃岐くらうでぃ”を杉山利恵さんのガラスのおちょこで飲んでみたいと思います。
讃岐くらうでぃを造っているのは川鶴酒造さん。香川県観音寺市にある酒蔵で、創業は1891(明治24)年。蔵の名前がついた「川鶴」の銘柄があります。
讃岐くらうでぃはアルコール分が6%と、通常の半分ほどの度数。さらに白麹という、酸を生み出す麹を3倍使用しているそうです。
そんな讃岐くらうでぃを注ぐのは杉山利恵さんのガラスのおちょこです。
杉山さんは香川県のお生まれ。東京や富山で学ばれた後、現在は香川県高松市に工房を構えていらっしゃいます。杉山さんのガラスの特徴は、なんといってもその美しい青。これは高松市にそびえる五剣山周辺で採掘される「庵治石(あじいし)」をガラスに溶かして作ったもの。山から採れた石で海のような青が生まれるのはなんとも不思議です。
それではさっそく一杯頂きます。「くらうでぃ」という名前の通り、オリがふんだんに入って乳酸菌飲料のような見た目です。
柑橘系の爽やかな香り。口に含むと白麹の酸と甘味が前に出てきますが、後から少し苦みがきます。グレープフルーツのような味でしょうか。そこにオリのクリーミーさがあり、さらに低アルコールなのも手伝って、スイスイを超えてグビグビ飲める味わいです。今回はおちょこでストレートで飲みましたが、蔵のオススメはロックだそうで、確かに大振りのグラスに注いでも飲めてしまいそうです。こんな日本酒もあるのか、と日本酒の印象が変わる一本ではないでしょうか。
心地よい驚きがある香川のお酒と器です。
川鶴 讃岐くらうでぃ
原材料名 | 米(国産) 米こうじ(国産米) 醸造アルコール |
アルコール分 | 6% |