山滴る(鳥取)

山の木々が美しい時期になってきました。今日は「山滴る(やましたたる)」を飲んでみたいと思います。

山滴るを造っているのは山根酒造場さん。以前「日置桜」を紹介した、鳥取県鳥取市にある酒蔵です。「山滴る」は毎年5月頃に発売される季節限定商品。スペックとしては特別純米生酒です。

「山滴る」という言葉は元々は夏の季語。山根酒造場さんでは、同じく秋の季語である「山装う」、冬の季語である「山眠る」のシリーズがあります。

それではさっそく一杯頂きます。

うっすらとチョコレートのような香り。口に含むとほのかにバナナのような甘味がありますが、同時に瑞々しさや旨味があり、全体としてスッキリした飲み口です。円やかというよりはかっちりとした印象の味わいで、山魚や山菜などのさっぱりした食事と合うのではないでしょうか。

初夏の山のように瑞々しく爽やかなお酒です。

山滴る

原料米山田錦(24%) 玉栄(76%)
精米歩合65%
使用酵母協会7号
日本酒度+10.0
酸度2.3
アミノ酸度1.9

有限会社 山根酒造場HP

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