ichi椿(石川)
椿の季節、ということで今日はこのお酒を飲んでみたいと思います。「ichi椿(いちつばき)」です。
ichi椿を造っているのは中村酒造さん。石川県金沢市にある酒蔵で、創業は1818年~1830年の文政年間。地元金沢で飲まれている「日榮」のほか、「金澤 中村屋」、有機純米の「AKIRA」などの銘柄があります。
ichi椿は、中村酒造さんとその事業本部がある野々市市、そして石川県立大学の産学官連携によって造られたお酒。市の花である椿から採れた酵母を使い、地元農家が栽培した酒米が使用されています。
それではさっそく一杯頂きます。
花のような香りの後からややアルコールの匂い。口に含むと甘酸っぱい風味がありますが、それもスッと消えていきます。最後は少し辛味があり、アルコール度数は13度と低めながら、なかなか「お酒を飲んでいる」という感じがあります。300mLと飲みやすい量で味も愛らしいので、女性に人気があるというのもうなずける味わいです。
北陸の小京都、金沢の冬を感じるお酒です。
ichi椿
原材料 | 米(国産) 米こうじ(国産米) |
原料米 | 野々市市産五百万石100% |
精米歩合 | 55% |
アルコール分 | 13度 |