吹きガラスでグラス作り(群馬)

群馬県の伊香保温泉でガラス吹きを体験してきました。

今回行ってきたのは、「伊香保ガラス工房 吹々(ふくふく)」さん。伊香保温泉の東部、階段の途中にある工房です。

この看板から階段を下ったところに工房が

工房で受付すると、まず作りたいグラスの形、色やオプションを選びます。グラスの形は6種類ほど、色も10種類ほどあり、さらに色を底だけにつけるか、全体につけるか、などをサンプルを見ながら選んでいきます。今回はオプションで泡入りのガラスを作ることにしました。

工房内の様子

エプロンと腕カバー、軍手を着け、道具の使い方などのレクチャーを受けた後、早速制作に入っていきます。

まず先生が竿の先につけたガラスに細かく砕いた色ガラスをつけてくれます。この色ガラスが溶け、完成するとグラスの底だけに色がつくようになります。これを炉の中に入れ、竿を回転させて溶けたガラスの扱いを覚えます。

後ろがガラスの溶解炉
炉の中で1,000℃以上にするとガラスが水飴のように柔らかく

ガラスが柔らかくなったら、椅子に座って竿に息を吹き込みガラスを膨らませていきます。

一度息を入れたところで、泡入りのグラスを作るために重曹を溶かした炭酸水にガラスを入れます。こんな簡単なことで泡ができると知って少し驚きました。

重曹で作った炭酸水にジュッと

溶けたガラスをさらにかぶせ、希望のグラスができるサイズにした後、竿ごと転がしながら濡れた新聞紙にガラスの表面を当てて形を整えていきます。形ができたら、また息を吹き込んでガラスを膨らませていきます。

少し白くなっているあたりが空気が入っている部分
このくらいまで膨らませていきます