夢の扉と出石焼のおちょこ(兵庫)

ショパンコンクールも真っ最中、ということで今回も音楽に関するお酒を飲んでみたいと思います。兵庫県の「夢の扉(ゆめのとびら)」です。

「夢の扉」を造っているのは鳳鳴酒造さん。兵庫県丹波篠山市にある酒蔵で、創業は1797年(寛政9年)。夢の扉の他に「笹の滴」「鳳鳴」などの銘柄があります。

「夢の扉」は、音楽を振動に変えて酵母に直接振動を与え熟成させた”音楽振動酒”。今回購入したのは普通酒ですが、丹波篠山の民謡「デカンショ節」を聞かせているそうです。

そんなお酒を注ぐのは、出石焼のおちょこです。

出石焼は、兵庫県の旧出石郡細見村(現在の豊岡市)で江戸時代に作られ始めた焼き物で、「白すぎるほど白い」と言われる純白が特徴。今回は品の良いサイズ感と、浅く掘られた模様の陰影が表情豊かなこちらを購入しました。

それではさっそく一杯頂きます。

香りやアタックにアルコール感はありますが、後から旨味と甘味がやってきます。甘味はまろやかで、これが音楽を聞かせた効果でしょうか。少し懐かしい気持ちになる感じがします。

デカンショ節のような親しみやすいお酒です。

夢の扉 デカンショ節

原材料米 米麹 醸造アルコール
アルコール分15度以上 16度未満
鳳鳴酒造株式会社HP

出石焼陶友会HP

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