はじまりの美術館”土屋康一”×七重郎ワンカップ(福島)
福島県猪苗代町に「はじまりの美術館」という小さな美術館があります。障がい者の方によるアート作品を中心とした「アール・ブリュット」の美術館で、折に触れて足を運んでいます。そのはじまりの美術館が、地元の酒蔵「稲川酒造店」とコラボし、ワンカップを発売したということで、猪苗代で購入してきました。
今回発売されたのは、白ラベルと赤ラベルの2種類。白ラベルは山田錦仕込の純米大吟醸、赤ラベルは五百万石を使った純米吟醸です。
カップにはどちらも土屋康一さんによる作品がデザインされています。土屋さんは、はじまりの美術館の母体である安積愛育園で活動されている作家さんで、今回デザインされた「葉っぱ」をモチーフとした作品などをよく制作されています。
今回このワンカップを手掛けた稲川酒造店は、はじまりの美術館と道路をはさんですぐ近くにあります。創業は嘉永元年(1848年)。「稲川」「百十五」といった銘柄があり、その中で今回飲む「七重郎(しちじゅうろう)」は無濾過原酒のシリーズとして位置づけられています。
それではまず純米大吟醸の白ラベルから。
香りは甘く華やか。甘味や旨味が爽やかで、スムースな飲みごこちです。純米大吟醸らしい澄んだ印象のお酒です。
純米吟醸の赤ラベルは、大吟醸に比べて力強い印象。白ラベルと同じアルコール度数16度ですが、より飲みごたえがある感じがします。
土屋さんのかわいらしいイラストが飲み終わった後も色々と使えそうです。このコラボ商品は限定200本。蔵元と会津若松市の「植木屋商店」さんで販売されていますので、日本酒やアート、あるいはその両方に興味がある方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
七重郎 白ラベル
原材料 | 米(国産) 米麹(国産米) |
原材料 | 山田錦100% |
精米歩合 | 40% |
アルコール分 | 16度 |
七重郎 赤ラベル
原材料 | 米(国産) 米麹(国産米) |
原材料 | 五百万石100% |
精米歩合 | 55% |
アルコール分 | 16度 |