あしがり郷(神奈川)

花がきれいな季節になってきました。今日はそんな花にまつわるお酒「あしがり郷(ごう)」を飲んでみたいとおもいます。

「あしがり郷」を造っているのは瀬戸酒造店さん。神奈川県開成町にある酒蔵で、創業は慶応元年(1865年)。一時自家醸造を中断していたものの、2018年から再開されています。あしがり郷の他に、「酒田錦」「セトイチ」といった銘柄があります。

あしがり郷は、酒蔵がある開成町の町花であるあじさいから採られた酵母で造られています。町の自然や風土を活かした酒造りがしたい、という蔵の理念が表現された日本酒です。

それではさっそく一杯頂きます。

口に含んだ時に少しアミノ酸の風味があり、それが花の香りのように感じます。甘さや旨味が爽やかで、甘口の白ワインに近い味わい。気取らずに飲めるよい軽さです。

再開した酒蔵が、花から採った酵母で行う新しい試み。今後にも期待です。

あしがり郷 零号

原材料米(国産) 米麹(国産米)
精米歩合麹米55%(雄町100%)・掛米55%(雄町100%)
使用酵母あじさい花酵母
アルコール分15度

瀬戸酒造店HP