雨後の月と中曽智子さんのカップ(広島)
ネットで素敵な器を見つけたので、今日はそれで「雨後の月(うごのつき)」を飲んでみたいと思います。
「雨後の月」を造っているのは相原酒造さん。広島県呉市にある酒蔵で、創業は明治8年(1875年)。「雨後の月」の他に「金泉」「不二若竹」といった銘柄があります。「雨後の月」という名前は徳富蘆花の随筆から取られており、雨上がりの空に浮かぶ月のように澄み切った美しい酒を造りたい、という思いが込められています。
そんな雨後の月を注ぐのは、中曽智子さんのカップです。
中曽さんは広島県尾道市に窯を構える作家さん。トビカンナという技法を得意としていらっしゃいます。今回購入したカップもトビカンナが使われており、美しい青色と相まって海のように見えるところが気に入っています。
それではさっそく一杯頂きます。
バナナのような香り。甘味はありますが穏やかで、米の上品な旨味も感じます。スッと軽く飲めるので、夜に月を見ながらゆっくりと、というのもよいかも知れません。
瀬戸内海の穏やかな海を思い起こさせるお酒と器です。
雨後の月 純米吟醸
原材料 | 米(国産) 米こうじ(国産米) |
原料米 | 山田錦100% |
精米歩合 | 50% |
アルコール分 | 16度 |